今週の一冊

今週の一冊 · 2019/07/23
2019年 青春新書 土屋陽介著 答えのない問いをみんなで語り合って深めていく。 それが「哲学対話」。その哲学対話を中高一貫校の 道徳の授業で取り入れて実践している土屋氏。 興味深い取り組みです。過去の哲学者について勉強したり 難解な言葉を使うわけではないので、中高生どころか、 小学生でも十分に実践可能。そういえば小学生のとき、...
今週の一冊 · 2019/07/16
初版発行1960年  1984年 岩波文庫 宮本常一著 民俗学と言うのでしょうか、日本全国(主に西日本が多い のですが)を歩き渡り、その土地の人たちから古くから 伝わる話を聞きまとめる。その話がとても面白い。決して 歴史の授業では学べないまさに庶民の生き様が伝わって きます。 初めて読んだのは10年くらい前。その時の衝撃は忘れません。...
今週の一冊 · 2019/07/09
2017年 ナカニシヤ出版  大塚泰造・松本健太郎監修 最初に一言。読み継がれている本だけでこのコーナーを続けることは厳しく、 今週は最近出版された本になりました。来週以降も自由に読みます! 自分で決めたルールを破るだけあって、この本はとても面白い。 大学生が起業家にインタビューをして、そのインタビューを...
今週の一冊 · 2019/07/02
島崎藤村 明治39年(1906年) 自費出版 平成27年(2015年)新潮文庫140刷 90年も前に書かれた小説だったのですね。細やかな人物 描写、瑞々しい風景描写に引き込まれ全く違和感なく、 読んでしまうことができました。いいものは残り続ける。 実感できました。 確か中学生の時に読んで衝撃を受けたのですが、今回の 読後感は全く異なりました。これは恋愛小説であり、...
今週の一冊 · 2019/06/25
渋沢栄一 守屋淳訳  ちくま新書2019年36刷 (論語と算盤 初版1916年) 2024年度から一万円札の肖像になる気とが決まった 渋沢栄一。ということで書店でも平積みされていました。 日本実業家の父と言われる渋沢栄一。その真髄を知りたい と思ったのですが、この本はちょっと違いました。渋沢栄一 が書いたのではなく、講演をまとめてテーマ別に編集された...
今週の一冊 · 2019/06/18
谷崎潤一郎  初出 1924年(大正13年)  平成31年 新潮文庫 137刷 痴人の愛。一度読んでみたかった小説でした。一気読み していまいました。全く古さを感じない描写、不思議です。 激動の大正時代。その空気感に溢れているからでしょう。 明治と昭和の間に挟まれた大正時代。体制、文化、思想が 大きく変化し、もしかすると今よりも自由闊達で多様性に...
今週の一冊 · 2019/06/11
平成23年 朝日出版社  平成30年 角川ソフィア文庫 19版  西成活裕著 ビジネス数学の研修はやっているのですが、ただの”数学”には 苦手意識があってなかなか踏み込めないでいたので、その意識を 払拭するために手に取ってみました。 世の中の様々な事象は数学で解決できるんだ!と当たり前?な ことに気づかされました。筆者は「渋滞学」に取り組んでいる...
今週の一冊 · 2019/06/04
発表1905年 ヘルマン・ヘッセ作 実吉捷郎訳  岩波文庫 初版1958年 75刷2016年  確か、高校生の時に読んだはずなので、30年振りの再読。 成長期、思春期の少年の心の葛藤は100年以上前でも何も 変わらない。それは少年だけでなく大人たちも。 最初に読んだ時、何を感じたのだろう?と考えてしまいました。...
今週の一冊 · 2019/05/28
初版1981年 2009年文春文庫416刷   新田次郎 著 点の記とは三角点設定の記録である。測量観測の年月日及び 人名の他、三角点に至る道順、人夫費、宿泊設備等の必要事項 を集録したものであり、、、 と、映画のような始まりですが映画にもなっていますね。 話は誰も登頂したことが無い(はずの)剣岳に登頂して三角点...
今週の一冊 · 2019/05/22
平成3年初版 平成29年49刷   塩野七生著 新潮文庫 1453年5月29日(今から566年前)ビザンチン(東ローマ帝国) の首都コンスタンティノープルはオスマン帝国によって陥落。 その1年前(1452年)から陥落の瞬間までを描いた小説。 実際の史実とは異なるところはあるとわかっていても、世界は こうやって様々な人の思惑やある一瞬の判断によって、その後...

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