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河合隼雄のカウンセリング講座

心理学者であり、臨床倫理学、カウンセリングの先駆者
である河合隼雄の5つの講話がまとめらられています。
先日取り上げた最相葉月のセラピストでも「箱庭療法」が
テーマなのですが、その箱庭療法を日本で初めて導入した
のも河合隼雄。これまで対談集は読んでいたのですが、
このような肉声に近い内容を読んだのは初めてでした。

肉声を聞きたかった。どれほど伝わってくるものがある
のだろう。一つひとつの言葉に重みがあって奥行きがあって
優しさがある。何とも素晴らしい魅力が伝わってきます。

カウンセリングは聞くことが基本。だからこそその人自身が
浮かび上がってくる。そんなことがよくわかります。

人間の口は一つしかない。だからひとつのことしか言えない。
ところが本当は心の中には言いたいことがいっぱいある。
心の中でなっている全ての音を聴きとらなければ心理療法を
やっているとは言えない。

頭が下がります。